2016年6月18日掲載
杉岡現会長が再選、2期目がスタート
日技、第5回社員総会を開催

開会後の挨拶の中で杉岡会長は、本年2月に開催された全国統一による歯科技工士国家試験が実施され、このたび1,104名の歯科技工士が誕生したことについて触れ、「次代を担う彼らが、この先も誇りをもって歩んで行けるような環境をつくることがわれわれの使命」と述べた。
その後、第1号議案「2015年度事業経過報告承認の件」、第2号議案「2015年度会計収支決算報告承認の件」、第3号議案「顕彰規程一部改正承認の件」の3議案が上程され、いずれも賛成多数で承認された。
引き続き、報告事項では「2016年度事業計画・予算について」「総合政策審議会答申について」「2016年4月実施歯科診療報酬改定について」「教育研修事業について」「歯科技工士生涯研修規程施行細則変更について」「歯科技工所開設届け出等整備推進事業について」などの報告が行われ、代議員らとの意見交換が行われた。
その後、第4号議案「理事及び監事選任の件」では、理事および監事が選任され、社員総会終了後に開催された理事会において、杉岡氏が再選し会長に、夏目克彦氏が専務理事に、相談役に古橋博美氏が就任した。
総会終了後の記者会見では、杉岡会長ならびに夏目専務理事、三島良之氏(役員選挙管理委員会委員長)が出席。杉岡会長は執行部2期目のスタートにあたり、日技新発展「7」プランの推進ならびに修業年限3年以上を目指すなどを挙げた。
同月16日(木)、17日(金)に開催された日本歯科医師会(堀 憲郎会長)の第183回定時代議員会の個人質問において歯科技工士確保の問題が挙げられていたが、日技会員数8,545名(5月31日現在)となっている状況からも、歯科界全体の問題として真剣に議論する必要があると思われる。