2016年8月25日掲載
「口腔健康管理」の整理と定着など、課題の進捗状況について報告される
日歯、定例会見を開催

冒頭の挨拶の中で堀会長より、執行部発足当初より掲げている28項目の課題について、進捗状況が報告された。喫緊の課題として整備が進められていた倫理規定などに関する内部統制システムについて、同日開催された理事会において内部統制室の設置が正式に承認された。また、歯科専門性に関する現状について関係団体による協議会、学会や産業界、行政の関係者が一堂に会する歯科活性化会議がきたる9月に開催されることなど、さらには平成30年度改定への対応やオーラルフレイルの議論など、関係団体との連携を図りながら対応していることが報告された。
その他として、口腔ケアをはじめとする「口腔健康管理」の整理と定着、歯科衛生士と歯科技工士の人材確保、IT関連費用の合理化といった、新たに4つの課題が追加され、すでに検討会や連絡協議会を開催して意見交換を行っているとした。
歯科界を取り巻くさまざまな課題が山積するなか、日歯として優先順位を決めて対応している姿勢が強調された。