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2017年12月17日

モリタ社、第9回3Dフォーラムin東京を開催

「Save the teeth~歯を残すために私たちが出来る事~」をテーマに約100名が参集

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 さる12月17日(日)、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)において、第9回3Dフォーラムin東京(株式会社モリタ主催、森田晴夫代表取締役社長)が「Save the teeth~歯を残すために私たちが出来る事~」をテーマに開催され、約100名が参集し盛会となった。
 
 当日はまず、島田昇三氏(株式会社モリタ取締役)による開会の挨拶が行われ、昨年モリタ社が発売した「ベラビューX800」について紹介。この「ベラビューX800」は、CT撮影に加えパノラマ・セファロ撮影を1台で可能にしたAll-in oneタイプのエックス線診断装置であり、またグッドデザイン賞2017ベスト100 を受賞し、ドイツのiFデザイン賞金賞と合わせてダブル受賞となった旨を伝えた。

 つづいて、5名の演者により、臨床におけるCBCTの有用性についての講演が行われた。演題、演者を以下に示す。
「7つの自由度を持つ次世代CBCT(Veraview X800)はエンドを変える!」(新井嘉則氏、日大特任教授)
「あきらめないENDO~歯を残すために何をすべきか~」(三橋 晃氏、神奈川県開業)
「CBCTが歯周組織の診断・治療を変える!」(中田光太郎氏、京都府開業)
「CBCT診断を活用した歯周組織再生療法」(北島 一氏、静岡県開業)
「CBCTとマイクロスコープを用いた精密歯内療法」(岡口守雄氏、東京都開業)
 
 なかでも、20年前に歯科用三次元CT開発・臨床応用を成功させた新井氏は、CBCTの原理から、ベラビューX800の特徴までをわかりやすく解説。ベラビューX800は剛性を2倍に高めて基本的な機械精度を確保したうえで、エックス線主線の打ち上げ方向を可変するという"7つめの自由度"を新たに付与したことで、歯科用CTおよびパノラマ撮影において理論的に最適な方向からエックス線が入射するように進化させたと述べた。さらに、従来の4倍の画素数をもつ最新の高精細センサーも搭載され、複合機でありながら専用機と同等の性能が得られるようになったと紹介した。