2018年4月26日掲載
オーラルフレイル対応ボードを新たに設置
日歯、定例会見を開催

冒頭の挨拶の中で堀会長は、会長就任時から掲げている28課題について言及。現執行部ではその課題を再整理して取り組み、本年度は16項目の課題にスリム化を図り、ボードおよびタスクチームで対応していく考えを示した。その中で新たに設置したボードとして「オーラルフレイルの対応」、タスクチームではとくに「歯科活性化会議」、「歯科の新病名」の2つを含めて重点項目として取り組んでいくとした。
その後、佐藤 保副会長は2017年11月に国際誌『ジャーナル・オブ・ジェロントロジー』に、飯島勝矢氏(東大高齢社会総合研究機構教授)らのオーラルフレイルと死亡リスクに関する論文が発表されたことを紹介(「新聞クイント」2018年4月号で飯島氏のインタビューを掲載)。日歯としてオーラルフレイルに関するさまざまな意見をいただくなかで、大きな論点であった「スクリーニングする機能の有無」を挙げ、今回の論文によってオーラルフレイルの要因が生命予後にどうかかわるかという根拠が明確に示されたことを高く評価するとともに、「今後のオーラルフレイル対策を普及・推進させたい」と述べた。