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2018年7月22日

医歯大同窓会 第55期 PartII No.52 講演会を開催

「『おいしい』を支える歯科のプライド―嚥下のための義歯とケア―」をテーマに

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 さる7月22日(日)、東京医科歯科大学(東京都)において、東京医科歯科大学歯科同窓会 第55期 PartII No.52 講演会「『おいしい』を支える歯科のプライド―嚥下のための義歯とケア―」(東京医科歯科大学歯科同窓会学術部主催)が開催され、古屋純一氏(医歯大大学院地域・福祉口腔機能管理学分野教授)が講師として招聘された。猛暑にもかかわらず、多数の参加者を得て満席となった。

 超高齢社会における歯科の役割の1つとして、医療・介護・福祉の場で「おいしく食べる」を支援することがますます求められるようになっている。本講演では、専門的口腔ケアと義歯を中心に「おいしく食べる」を支えるうえで歯科が行うべきこと、もつべきマインドが解説された。口腔ケアに関しては、その基本的な流れや歯科医療従事者が行う場合の専門性の在り方から薬液や保湿剤、歯ブラシ等のケアに使用する道具の使い方のコツや選び方に至るまで、実践的な情報が提供された。

 また義歯に関しては、義歯と咀嚼、嚥下の関係や咀嚼嚥下に対する義歯の役割、訪問での義歯調整のコツ、義歯接触補助床(PAP)の製作方法、義歯のケアなどが紹介された。

 その他にも、他職種との連携において歯科が果たすべき役割や共通言語となり得るアセスメントツールの紹介などが行われ、盛りだくさんの内容で充実した講演会となった。