2018年8月24日掲載
北大歯学部6年生の阿部未来さんが優勝
平成30年度SCRP日本代表選抜大会開催

本年度は全国歯科大学・歯学部から26校が参加し、当日午前より審査会場にて各大学を代表する学生が英語によるポスタープレゼンテーションを行った後、審査が行われ、その結果が表彰式にて発表された。以下、審査結果を示す。
優勝(基礎部門第1位):「骨モデリングとモデリングの骨芽細胞活性化における細胞学的相互作用」(阿部未来さん、北大歯学部6年生)
準優勝(臨床部門第1位):「歯周病原細菌の膵がん発症への関与 −関連遺伝子の同定と膵がん組織内での細菌叢解析−」(山下絵利子さん、北海道医療大歯学部5年生)
臨床部門第2位:「溶血性を持つGemella属は歯周病の抑制と関連する」(中田智是さん、松本歯科大4年生)
基礎部門第2位:「口腔と免疫関連組織に対する骨吸収抑制薬の新たな薬理作用」(西田訓子さん、昭和大歯学部5年生)
優勝した阿部さんは、きたる2019年6月にカナダ・バンクーバーで開催される国際歯科研究学会米国部会(AADR)学術大会に参加し、世界各国の代表者とともに発表を行う予定である。
また本大会に先立ち、Teresa A. Dolan氏(Dentsply Sirona Inc. 社副社長・最高医務責任者)はクインテッセンス出版のインタビューに対して、「未来の歯科界におけるリーダー的存在になるであろう学生たちにたいへん期待をしている」と述べた。なおこのインタビューの詳細は「新聞クイント」10月号に掲載予定である。