2018年11月4日掲載
『やさしいインプラント治療』出版記念講演会開催される

皆川 仁氏(東京都開業)は、先月出版された書籍『やさしいインプラント治療 初めての1本埋入をガイドします!』(クインテッセンス出版刊)内で使用されているFINESIAについて、配向性の制御、サポートキーを使わずに済むといったFINESIAの特徴を挙げながら埋入症例を示した。そして、CTによる適切な診断と、診断を正確に反映し患者の口腔内でズレないガイドを主軸に据えた、誤差を生まない結果重視のセミデジタルでの治療について、各社のCT・ガイドシステムと対比しつつ解説を行った。
皆川氏は、デジタル手法が波に乗る一方で埋入手術は依然アナログで行われることを挙げ、現時点でフルデジタルを信用しきるのは尚早だとした。全工程を術者のコントロール下におき、経験や感覚にとらわれず、解剖や手術時の姿勢などの基本的事項を遵守して治療を行っていくことの重要性を述べた。