2018年11月23日掲載
1972年以来、延べ3,000名あまりを輩出した伝統のコースに幕
クワタカレッジシニアコース、最終クール(131期)が終了

ひとつの時代の節目となった、クワタカレッジの最終回。桑田氏は、歯冠形態・咬合理論に関する知識・技術はもちろん、「歯科を通じて人類の健康・福祉に寄与する」「習ったことを自分なりに消化・進化させるのが学問」「すべてのことに基準がある。基準があってはじめて応用ができる」「歯科はサイエンスである」といった、氏がこれまでに唱えてきた歯科哲学についても随所に散りばめた講義を行い、会場は熱気に包まれていた。また、最後の締めくくりには、「クワタカレッジは終了するが、これが最後ではない。今こそが始まりであって、今後も技術と思いを共有していきたい」と語り、鳴り止まない拍手とともに会場を後にした。桑田氏は今後も講演・執筆活動への意欲を見せており、ますます目が離せない。