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2008年11月30日

デンタルコンセプト21 2008年度 例会開催

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 さる11月30日(日)、東京コンファレンスセンター・品川(東京都)にて、デンタルコンセプト21(三好敬三会長)2008年度例会が、参加者約180名を集め盛大に開催された。
 「グラフトレスコンセプト」をテーマにしたセッション1では、川嶋一哲氏(東京都勤務)、高嶋芸樹氏(神奈川県開業)、近藤紀之氏(東京都開業)、宮腰和宏氏(神奈川県開業・歯科技工士)、下尾嘉昭氏(岸病院高度インプラントセンター)が会員発表を行った。また、三好敬三氏(東京都開業)が「グラフトレスコンセプトの評価」と題した教育講演を展開。低侵襲で治療期間短縮を図ることができる術式としてショートインプラントや傾斜埋入の特長を紹介した。さらには、早期に機能性・審美性の回復を達成するための手法としてImmediate Functionを解説した。
 「Straumann Implant」をテーマにしたセッション2では、田中道子氏(神奈川県開業)、玉木 仁氏(東京都開業)、星野 元氏(東京都開業)、中川昌樹氏(愛知県開業)が会員発表を行った。また、Luca Corado氏(イタリア・ローマ)が「Bone Level Implant」と題した教育講演を展開。Strauman Bone level Implantの特長である生体親和性の高い表面性状(SLActive)や、プラットフォームスイッチング構造などについて詳説した。
 「CT & Guided Surgery」をテーマにしたセッション3では、西山 敦氏(神奈川県開業)、菊池大輔氏(福岡県開業)、金崎伸幸氏(愛媛県開業)、藤波 淳氏(神奈川県開業)が会員発表を行った。また、中村社綱氏(熊本県開業、デンタルコンセプト21最高顧問)が「インプラント治療におけるCT画像診断の役割」と題した教育講演を展開。グラフトレス手術、即時荷重などをトピックとして挙げ、これらの術式を的確に行うには、CT画像診断およびコンピュータガイドシステムの活用が今日では必要不可欠であることを強調した。
 各セッション後には活発な質疑応答に加え、中村氏より各講演内容のポイントが再確認されるなど、終始充実した例会となった。