社会|2025年9月2日掲載
アライナー矯正治療技術の標準化、社会的信頼の確立を目指す有志が集う
一般社団法人アライナー矯正認証協会(ABAO)設立を発表

さる8月31日(日)、アライナー型矯正装置を含む矯正歯科治療を手掛ける有志28名により、一般社団法人アライナー矯正認証協会(Association for the Board of Aligner Orthodontics、ABAO)設立が発表された。
本協会は、近年日本において一般化したアライナー矯正治療の質を確保するために、アライナー矯正治療技術の標準化および社会的信頼の確立を設立主旨としている。また目指す取り組みとして、患者にとってわかりやすい術者の選択基準となる「認証制度」、治療技術のレベルアップと次世代の育成を図る「教育プラットフォーム」、APAC地域における各種学会や教育機関などと協業し矯正歯科医療を発展させる「社会貢献」の3本を挙げている。また、11月3日(月)には設立記念シンポジウムの開催が決定している。
なおアライナー矯正治療に関しては、公益社団法人日本矯正歯科学会による「アライナー型矯正装置による治療指針」の公表、公益社団法人日本臨床矯正歯科医会による「マウスピース矯正のトラブル事例と安心安全に治療を受けるためのキーポイント」をテーマにしたプレスセミナー開催など、各種団体により治療に関する注意事項の共有や信頼回復を図る取り組みが続けられている。