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2019年10月16日

第7回日本口腔筋機能療法(MFT)学会学術大会開催

「どう活かす? MFT」をテーマに

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 さる10月16日(水)、17日(木)の両日、有楽町朝日ホール(東京都)において、第7回日本口腔筋機能療法(MFT)学会学術大会(末石研二大会長、高橋 治会長)が「どう活かす? MFT」をテーマに開催され、全国から歯科医師、歯科衛生士らが多数参集し盛会となった。

 本大会では2日間にわたり、特別講演、教育講演、シンポジウム、教育セミナー、一般口演などが行われた。

 2日目には、本学会会長の高橋 治氏(東京都開業)による教育講演「MFTってそもそも何?―現代における口腔筋機能療法の位置づけ―」が行われた。“MFT”の定義がいろいろあるなかで、本来の目的である「歯に加わる筋の力のバランスを整えること」をきちんと理解することの重要性を説いた。また、術後20年、30年という長期症例を提示しながら、「正しい機能は正しい形態とともにあり、正しい形態は正しい機能とともにある。MFTは正しい歯科治療・矯正治療とともに行われるべき」とまとめた。

 つづく特別講演では、武田友孝氏(東歯大教授)が「スポーツ歯科医学の現在と可能性」と題して登壇。ラグビー部出身という氏は、ラグビーW杯における日本の活躍をたたえながら、ラグビーにおけるマウスガードの重要性について解説。また、今年から全国高校野球連盟により球児にはマウスガードが必須となったことなども紹介した。その他、氏が取り組んでいるマウスガード製作法なども紹介し、注目を集めた。
 
 その後、シンポジウム「ライフステージに応じた口腔機能の診断と方針および評価」が行われ、盛会裏に終了した。なお、次回大会はきたる2020年10月28日(水)、29日(木)の両日、同会場にて開催予定。