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2019年10月20日

第2回小児在宅歯科医療研究会が開催

「小児在宅歯科医療~黎明期から成長期へ」をテーマに

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 さる10月20日(日)、幕張メッセ国際会議場中会議室(千葉県)において、第2回小児在宅歯科医療研究会(飯塚真司大会長、田村文誉代表)が「小児在宅歯科医療~黎明期から成長期へ」をテーマに開催され、156名が参集し盛会となった。

 冒頭、大会長の飯塚氏(千葉県開業)による挨拶の後、小児在宅医療、小児在宅歯科医療にかかわる医師、歯科医師ならびに患者家族による講演が行われた。演題・演者を以下に示す。

「新生児医療から考える小児在宅医療」戸石悟司氏(医師、成田赤十字病院新生児科)
「知ってほしい、医療的ケア児と家族のこと」大久保英里さん(患者家族)
「小児在宅歯科医療の早期介入の効果」町田麗子氏(日歯大)
「小児在宅歯科医療の地域での活動報告」松野頌平氏(大阪府勤務)
「地域での小児在宅医療の実際」山口朋奈氏(医師、なないろこどもクリニック)
「地域で繋がるために必要なこと・考えなければいけないこと」野本たかと氏(日大松戸歯学部)

 小児在宅医療、小児在宅歯科医療におけるさまざまな問題や課題について、それぞれの立場から示唆に富んだ講演が行われ、「まず一歩踏み出すこと」「他職種とコミュニケーションをとること」の重要性が語られた。その後、パネルディスカッションが開催され、会場の参加者からも多くの質問が寄せられるなど終始盛会であった。
 
 高齢者の在宅歯科医療と比べ、なかなか日が当たらないと言われている小児在宅歯科医療。医療的ケア児とその家族のために、そのネットワークを拡げていこうとする参加者らの強い気持ちが伝わってくる1日であった。なお、第3回小児在宅歯科医療研究会は札幌で開催予定。