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2007年7月22日

「なくそう減らそう糖尿病 なくそう減らそう歯周病」シンポジウム開催

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 さる7月22日(日)、東商ホール(東京都)にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)ならびに毎日新聞社共催による「なくそう減らそう糖尿病 なくそう減らそう歯周病」シンポジウムが開催され、会場には多くの市民が詰めかけた。
 冒頭、主催者を代表して大久保会長が挨拶を行った。その後、清野 裕氏(日本糖尿病協会理事長)による特別講演「糖尿病と合併症―日本人糖尿病の特徴 予防のための生活の知恵」が行われ、清野氏は糖尿病患者の食事療法の秘訣として「規律を守ることと楽しみを知ることが大事」と無理せず楽しく続けられる方法について解説した。
 引き続き、鴨井久一氏(日歯大名誉教授)による基調講演「歯周病と糖尿病~歯科医の視点から~」が行われた。鴨井氏は「糖尿病と歯周病はともに自覚症状のない病気であり、相互関係のある病気である。歯周病は生活リズムの乱れやストレスなどからも発生するので、歯科医院で定期的なメインテナンスを受け、歯の健康を保っていただきたい」と述べた。
 その後会場では、瀬川至朗氏(毎日新聞社論説委員)による進行のもと、パネルディスカッションが行われ、パネリストの清野氏、鴨井氏、大久保会長が登壇。会場からも糖尿病や歯周病の予防対策や健康を維持する方法の質問が寄せられるなど関心の高さがうかがえ、専門家の解説に参加者は熱心に耳を傾けていた。
 なお、同シンポジウムは来る7月28日(土)、グランキューブ大阪でも開催される。