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2020年7月13日

日本歯周病学会、第63回春季オンライン学術大会を開催

「歯周病学のプロフェッショナリズム―歯周治療の実践知と科学知の融合を目指して―」をテーマに

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 さる7月13日(月)から8月7日(金)まで、第63回日本歯周病学会オンライン学術大会(高橋慶壮大会長、村上伸也理事長)が「歯周病学のプロフェッショナリズム―歯周治療の実践知と科学知の融合を目指して―」をテーマに開催された。今回は、コロナ禍の影響でWEB開催となり、その告知にともない参加登録が4,000名を超えたとのことで、開催期間も8月7日(金)まで延長された。

 WEB開催にともない演題の変更、取り下げなどは少々みられたが、ほぼ当初の予定どおりの演題が披露された。分子生物学、システム生物学の立場から歯肉炎と歯周炎の感受性を本人の研究も含めて文献考察した「Professionalism in Periodontology―Science and practice becomes Periodontal Precision Medicine」(Prof. Denis F Kinane/スイス・Genova大)、コロナ禍における次世代のワクチンの開発を占った「COVID-パンデミックから歯周病治療と研究の将来を考える」(Prof. 河井敬久/米国・Nova Southeastern大)の2題の特別講演、3題の教育講演、「歯周炎病因論の再考」、「若手臨床家の集い」、「インプラント周囲炎の病態と治療法」の3題のシンポジウムのほか、認定医・専門医教育講演、学会学術賞受賞記念講演、倫理委員会企画講演、市民公開講座、ランチョンセミナー、国際セッション、一般演題口演、一般演題ポスター、臨床(認定医・専門医)ポスターなど、WEB上で視聴・閲覧が可能であった。また、歯科衛生士セッションも同じ要領で発表が行われた。

 時節柄、COVID-19関連および理化学研究所が牽引するFANTOMプロジェクト、インプラント周囲炎の病態および治療法に関する見解が、積極的に取り上げられた大会となった。

 なお、きたる10月に石川県で開催予定であった第63回秋季日本歯周病学会学術大会は今回同様、10月16日(金)から11月30日(月)までの期間でWEB開催されることがすでに決定している。