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2021年7月18日

医療リテラシー研究所、SNS医療のカタチONLINE vol.31を開催

「これでわかる!歯のキホン」をテーマに

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 さる7月18日(日)、一般社団法人医療リテラシー研究所(大塚篤司代表理事)によるYouTube LIVE「SNS医療のカタチONLINE vol.31が「これでわかる! 歯のキホン」をテーマに開催された。

 医療リテラシー研究所は、医療技術と情報社会が発展する一方で存在する、医療情報の不正確や心のケアの遅れを問題と考える医師をはじめとする有志が集まった団体で、Web媒体・SNSでの医療情報発信や一般公開講座「SNS医療のカタチ」、その他のイベントを通し、一般の医療リテラシーを高める活動を行っている。2020年からは、医療を取り巻くすべてのコミュニケーション・エラーを改善することを目的とした医療エキスポ「やさしい医療の世界」を行い、多様な医療者やほぼ日刊イトイ新聞などのメディア、書店、作家、漫画家、編集者など表現や情報発信にかかわる人物・団体とともに、適切な医療情報発信とコミュニケーションに取り組み、議論してきた。

 今回は初めて歯科のトピックが取りあげられることとなり、柴田 育氏(歯科医師、株式会社SPARKLINKS. 代表取締役)が一般向けに講演を行った。突然起きがちな歯の問題に備え、あらかじめ「仕組みや現状を把握しておく」「ダメになったときのリスク・コストを知る」「普段からメンテナンスする&頼むあて(歯医者)を決めておく」ことが必要であろうとし、そのためのトピックとして「歯を知ろう!」「歯科治療の種類」「ライフステージと歯」「歯科医院と専門科目」「歯・口の病気」についてが解説された。

 YouTubeのコメント欄には聴講者による「人体すごい」「歯が萌えるって書くのか」「3日で歯石になるの!?」などのコメントがオンタイムで多く寄せられた。

 その後柴田氏、大塚氏(近畿大医学部皮膚科学教室主任教授)、市原 真氏(札幌厚生病院病理診断科主任部長)、堀向健太氏(東京慈恵会医科大葛飾医療センター小児科)とでディスカッションが行われ、「実は医師は国家試験以来歯科の知識がアップデートできていない」と医師がもつ歯科口腔領域への質問についてにぎやかに話し合われた。そのなかで大塚氏は「実は歯科と皮膚科はお互いお願いされたりお願いしたりたくさんのつながりがあるが、それにもかかわらず歯科と皮膚科の共同の勉強会が少ないので何かできないかなと思っている」と述べ、医科と歯科のコミュニケーションについても考えさせられるイベントとなった。

 なお、本講演は下記URLから視聴可能。
 https://youtu.be/9ZmoZ7J_CAw