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2021年9月1日

大阪大学大学院歯学研究科 顎口腔機能治療学教室、クラウドファンディングを開始

AIを用いた新規言語治療法の開発費用の寄付を募集

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 さる9月1日(水)、大阪大学(西尾章治郎総長)はプレスリリースにて同大学院歯学研究科 顎口腔機能治療学教室が口腔がん術後患者さんの失われた「ことば」を取り戻すために、AI(人工知能)を用いたコミュニケーションツールの開発を行うことを発表した。

 同大学は、教育・研究活動の資金調達のためにREADYFOR株式会社との提携によるクラウドファンディングを活用する取り組みを実施しており、今回は研究費用として第一目標を500万円とし、同日から10月29日(金)まで寄付金を募っている(下記のURLを参照)。

 今回のクラウドファンディングでは、その第一段階である(1)AIが患者さんの音声を正確に認識できるようになるための方法論・アルゴリズムの開発費用を募る。第二段階として(2)認識された音声をスムースに、できるだけタイムラグなくテキストや人工音声でアウトプットする方法を確立、第三段階(実装)として(3)認識できた音声をアウトプットできるようなツール・アプリの開発を目指すとのこと。

 なお、本プロジェクト代表者である野原幹司氏(同大学大学院歯学研究科顎口腔機能治療学教室准教授)のインタビュー記事を新聞クイント10月号にて掲載予定。

クラウドファンディング詳細「口腔がん:がんで失った『ことば』を取り戻す、新規言語治療法の開発を」
URL:https://readyfor.jp/projects/handai-kotoba
目標金額:500万円
募集期間:2021年9月1日(水)10時~10月29日(金)23時
資金使途:
・新規言語治療法の開発のため患者30例を対象に音声データの録音・解析
・AIの音声認識の精度をあげるため簡易防音室の整備
形式:All or Nothing / 寄付金控除型
※目標金額を達成した場合のみ、集まった寄付金を受け取ることができる(All-or-Nothing方式)