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2021年10月22日

(一社)日本私立歯科大学協会、第12回歯科プレスオンラインセミナーを開催

講師に片倉 朗氏、亀山敦史氏を招聘

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 さる10月22日(金)、第12回歯科プレスオンラインセミナー(一般社団法人日本私立歯科大学協会主催、三浦廣行会長)がWeb配信にて開催された。本セミナーは、マスメディアを対象に今後の歯科が担う役割の大きさや魅力について講演を行い、国民に情報を広く伝えることを目的として2010年より開催されている。

 会場では、三浦廣行会長(岩手医科大副学長・歯学部長)による開会の挨拶の後、羽村 章専務理事(日歯大生命歯学部教授)より私立歯科大学・歯学部の概要ならびに活動が紹介された。

 続いて片倉 朗氏(東歯大口腔病態外科学講座教授、東歯大水道橋病院病院長)が「ここまで進化!歯科の最先端技術は患者さんにも社会にも大きなメリットが!Society5.0時代の歯科医療におけるDX」と題して講演。これまでの歯科医療は個人の高度な技術力に支えられていたが、デジタル技術の導入により、手軽に低コストで、だれでも最新の高度な歯科医療が受けられるようになってきている。歯科分野においては歯や顎などの形の変わりにくい硬組織が治療対象であり、内臓などの軟らかい組織を対象とした医療分野と比べてデジタル技術を導入しやすいとした。特に補綴分野においては、手作業で行うよりも同等かそれ以上の精密な補綴装置が製作できるようになっていると解説。また従来の補綴物では不可欠であった石膏模型の保管と廃棄の問題についても光学スキャナを用いることで解決することができ、資源の大量消費や産業廃棄物の削減など、SDGsの取り組みにも貢献できるとした。最後に3D技術による口腔外科手術支援、遠隔医療など研究開発が急速に進む歯科のDX(デジタルトランスフォーメーション)についても紹介した。

 つぎに亀山敦史氏(松本歯科大歯科保存学講座教授、松本歯科大病院副歯科病院長・息フレッシュ外来主任)が「コロナ禍のマスク生活で気になる口臭の仕組みと対策」と題して講演。コロナ禍におけるマスク着用は国民の口腔内の意識を変えたとし、日本私立歯科大学協会の実施した調査より、「マスクをするようになって、自分の口のニオイが気になるようになった」の回答が全体の39.4%、「マスクをするようになって、歯の健康や口臭を気にすることが減った」の回答が全体の25.4%との結果を供覧。このまったく逆の回答について、マスクをすることによって自分の口臭を意識するようになった方がいる一方で、マスクをしていることで色々なものにフィルターをかけているように感じている方がいるのでないかと説明した。亀山氏は、家族や身近な人に指摘された口臭以外は基本的に他人や自分自身が口臭を感じることはできないとし、まずは口臭の出やすい時間帯、予防法、対処法などを知ることが重要とした。そして口臭が気になるのであれば、歯科医院で相談することを勧めた。

 最後に質疑応答が行われ、盛会のうちに閉会した。