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2022年4月16日

株式会社ジーシー、創業100周年記念 第5回国際歯科シンポジウムを開催

「Smile for the World ~Beyond the Century~」をテーマに

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 さる4月16日(土)、17日(日)の両日、東京国際フォーラム(東京都)および一部Web配信にて、株式会社ジーシー創業100周年記念 第5回国際歯科シンポジウム(株式会社ジーシー主催、中尾潔貴代表取締役社長)が、「Smile for the World ~Beyond the Century~」をテーマに開催された。

 本シンポジウムは、2日間にわたり半分以上のセッションが英語(日本語の同時通訳あり)で行われ、一部が全世界へライブ配信されるなど、全28セッション、112名の講師による多彩なプログラムが展開された。併催のGCデンタルショーでは、歯をテーマにした「歯-1(は-ワン)グランプリ」と題したお笑い芸人によるイベントなども行われた。

 初日の開会式では、中尾氏による主催者挨拶の他、宇佐美伸治氏(日本歯科医師会常務理事)、Ihsane Ben Yahya氏(FDI会長)、Eric Rynolds氏(IADR会長)、住友雅人氏(日本歯科医学会会長)らの挨拶が行われた。

 その後、メインホールでは「Smile for the World~Beyond the Century~歯科臨床を変えるかもしれない8つの研究」(モデレーター:江草 宏氏、東北大大学院)と題し、Eric Reynolds氏(メルボルン大、オーストラリア)、Clark Stanford氏(アイオワ大、米国)、今里 聡氏(阪大大学院)、古谷野 潔氏(九大大学院)、佐々木啓一氏(東北大大学院)、Reinhard Hickel氏(LMUミュンヘン大病院、ドイツ)、Bart Van Meerbeek氏(KUルーベン大、ベルギー)、Marco Ferrari氏(シエナ大、イタリア)らが登壇した。本セッションでは、再生治療、予防、AI、機能性材料など、最新の研究結果が披露され、将来的には患者ひとり一人にあわせた「テーラーメイドの材料」が開発されるのではないかと期待が述べられた。そのほか、歯科衛生士向けセッション、歯科医師および歯科技工士向けのセッションが行われた。

 また、2日目午前中のメインホールでは「至極の審美修復 ~生体調和した審美修復とは~」(モデレーター:南 昌宏氏、大阪府開業)と題し、Javier Tapia-Guadix氏(ヨーロッパ・マドリッド大大学院、スペイン)、青島徹児氏(埼玉県開業)、Serhat Koeken氏(シエナ大、トルコ)、そしてAnthony Mak氏(シドニー大、オーストラリア)が相次いで登壇。「生体の模倣」をテーマに、世界各地の歯科医師・歯科技工士が集う著名スタディグループ「Bio-Emulation グループ」創設者のTapia-Guadix氏による、バイオメカニクスに立脚した講演を皮切りに、低侵襲かつ解剖学的形態を強く意識した演題が並んだ。