2009年2月11日掲載

新進気鋭の歯科医師による熱気に満ちた発表が展開

<b><font color='green'>OJミッドウィンターミーティング開催</font></b>

<b><font color='green'>OJミッドウィンターミーティング開催</font></b>
 さる2月11日(水)、シェーンバッハサボー(東京都)にて、OJミッドウィンターミーティング(上田秀朗会長)が参加者約180名を集め開催された。歯科界をリードする数多くの歯科医師がスタディグループの垣根を越えて集い、インプラント治療に関する情報交換および切磋琢磨を行う場として発足した本会は、今年で8年目を迎える。本ミーティングでは広範なテーマのもと、以下の13題の会員発表が行われた。 ・雨宮 啓氏(静岡県勤務):「無歯顎患者における即時荷重と補綴設計」 ・大山高太郎氏(東京都勤務):「審美領域における近遠心幅径の狭い部位へのイミディエイトプロビジョナルクラウン装着後のインプラント周囲組織の反応」 ・中澤正博氏(千葉県開業):「ソケットプリザベーションを併用したAll-on-4の有用性〜日本人を考慮したAll-on-4コンセプト〜」 ・高井康博氏(広島県開業):「唇側歯槽骨に配慮した抜歯即時埋入」 ・福地淳二氏(京都府開業):「The Predictability of Anterior Implant Esthetics〜抜歯即時埋入を中心に〜」 ・鍋島弘充氏(愛院大):「外傷部位に対するインプラント治療について」 ・梅津清隆氏(東京都勤務):「上顎前歯部単独歯インプラント治療においての「Hanging-Bridge(つり橋)Concept」の提唱とその診査診断」 ・冶城文啓氏(東京都勤務):「前歯部審美修復への考察」 ・中塚健介氏(愛院大):「インプラント前処置としてのPiezosurgeryの有用性について」 ・小野晴彦氏(大分県開業):「スプリットクレストを応用した歯槽堤増大術を再考する」 ・吉村理恵氏(福岡県開業):「CTを用いた前歯部インプラント治療の再評価と考察」 ・島田昌明氏(山口県開業):「フラップレス抜歯即時埋入の最前線―予知性向上のための取り組み―」 ・寺本昌司氏(大阪府開業):「適正なインプラント体の埋入を実践するために―インプラントシステムコンポーネントを検証する―」  各発表においてはいずれも活発な質疑応答がなされたほか、インプラント治療における各種術式の適応症や補綴設計などに関しても内容の濃い議論が交わされ、会場は終始熱気に包まれた。  なお、来る7月18日(土)、19日(日)にはベルサール九段(東京都)にて、第8回OJ年次ミーティングが開催され、今回のミッドウィンターミーティングで選考された演者による会員発表に加え、国内外の第一線で活躍する演者らが登壇する予定である。

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