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2023年12月3日

東京デンタルフェスティバル2023、Web配信にて開催

「よい睡眠は健口から 専門家のアドバイスですぐできるセルフケア」をテーマに

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 さる12月3日(日)、東京デンタルフェスティバル2023(公益社団法人東京都歯科医師会、井上惠司会長/グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社、野上麻理代表取締役社長主催)が、3,000名もの多数の視聴者のもと、Web配信にて開催された。本フェスティバルは、口腔疾患の予防意識の定着を目的に年1回開かれ、今年で9回目となる。

 まず外木守雄氏(日本睡眠歯科学会理事長)が「『ストップ ザ イビキ』そのイビキ 歯科で治るかもしれません―閉塞性睡眠時無呼吸症に対する歯科の役割―」と題して講演。イビキはよく寝むれていない、苦しんでいる証拠で、特に中高年男性などでは命にかかわる危険なサインであると説明。仰向け時に下顎と舌の奥が下がり、息を吸っているときに塞がって呼吸ができていない閉塞性睡眠時無呼吸症のメカニズムを提示したうえで、軽症~中等症の患者に適応される口腔内装置を使用した治療の有効性を解説した。また、下顎が小さいなど骨格的な問題がある場合は、気道を拡大する手術の適応となる場合もあることを紹介した。

 講演では、日常の睡眠時の呼吸改善につながることとして、においを嗅ぐときの姿勢であり気道を広げるスニッフィングポジションになるように枕を工夫する、口テープを活用するなどの情報も伝えるとともに、口に問題があると鼻呼吸もうまくいかないことを強調し、健康のために健口を保つことの重要性を訴えた。

 続いて、ゲストトークとして元プロビーチバレー選手の浅尾美和氏が「口腔ケアと睡眠の質で明るく元気に過ごす方法」とのテーマで登壇。司会者の質問に答える形で、アスリート時代に心がけていた質の良い睡眠を得るための工夫、引退後の現在取り組んでいる日常生活で他のことをしながらできる“ながらトレーニング”の実演、現役時代から自身の口腔ケアを大切にするとともに、現在は2児の母として仕上げみがきや歯科医院でのエピソードなどを交えて、子どもたちの歯の健康を心がけていることなどを、笑顔あふれるトークで紹介した。

 最後に、外木氏、浅尾氏のほか、東京都歯科医師会理事の糠信安宏氏と末田麻由美氏も加わったシンポジウムが催され、歯科受診の間隔、歯ブラシや歯みがき粉の選び方、いびきの程度、良質な睡眠を得るためのヒントなど、視聴者から寄せられた質問にわかりやすく回答を述べた。