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2024年2月8日

クインテッセンス出版株式会社、第43回WEBINARを開催

天川由美子氏が「MIコンセプトに基づいた審美修復治療」をテーマにWeb講演

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 さる2月8日(木)、天川由美子氏(東京都開業)によるWEBINAR#43「MIコンセプトに基づいた審美修復治療」(クインテッセンス出版主催、北峯康充代表取締役社長)が開催された。本セミナーは、天川氏の著書『あまかわゆみこのMI審美 成功の秘訣 コンポジットレジン修復&ラミネートベニア修復のテクニック』の内容をベースに行われた。

 冒頭、天川氏は自身の診療スタイルである「MIコンセプト」に行きついた経緯や概要を解説。そのなかで患者満足度の高い審美修復治療を行うには患者さんの治療要求を十分にヒアリングし、治療のゴールを患者さんと共有することが必要不可欠であることを説明するとともに、最適な治療を提案するための検査・診断の重要性を強調した。

 また、「MI治療は最小限の侵襲で修復を行うことに意識が先行しがちであるが、う蝕のリスク評価やリスクに応じたメインテナンスを行うことも含めて『MI治療』である。接着歯学の発展は歯質削除量の減少に大きく貢献し、治療の成功には接着歯学への理解が不可欠」と述べた。

 続いて、直接法(コンポジットレジン修復)と間接法(ポーセレンラミネートベニア修復)、双方の利点や選択基準について解説。実験データを示しつつ、双方に共通する強固な接着強さを得るためのキーポイントに1)ラバーダム防湿、2)セレクティブエッチング、3)エアブロー――3つを挙げ、なかでもラバーダム防湿は、物理的に不可能な場合を除いては必須であることを強調した。その後は多数症例が供覧され、各症例の治療ステップや留意点がわかりやすく説明された。

 講演後の質疑応答では、「プロビジョナルレストレーションの作製と支台歯への接着」についての質問が寄せられ、天川氏は長年培った経験より、「エッチングは行わずに局所的にボンディング材を塗布後、充填材やテンポラリーマテリアルなどを用いて接着する。その後研磨で整える」ことを提案した。

 なお、本Webセミナーの振り返り配信は、2024年5月8日まで購入が可能である。次回のWEBINAR#44は、きたる2月21日(水)、杉山精一氏(千葉県開業)を招聘し、「歯を守る う蝕治療 ~非切削治療へのパラダイムシフト~」が開催予定である。両セミナーの申込みはこちらから。