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2024年2月23日

(株)ヨシダ、第4回HaBon特別オンラインセミナーを開催

「マイスターが考える新時代の歯科医療 ~今、改めて学ぶべき歯周病治療の基礎~」をテーマに

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 さる2月23日(金)、第4回HaBon特別オンラインセミナー(株式会社ヨシダ主催)が開催され、約130名の参加申込があった。今回は「マイスターが考える新時代の歯科医療 ~今、改めて学ぶべき歯周病治療の基礎~」をテーマに、各演者による講演が行われた。

 まず、橋本貞充氏(東歯大客員教授)は「歯肉のこと、わかってあげていますか? 歯肉の構造を歯間乳頭からみてみると・・・」と題し、歯肉のなかでも歯間乳頭に着目。歯間乳頭や歯肉コルの内部構造、遊離歯肉と付着歯肉の違い、歯を取り巻く歯肉線維群、炎症や治癒の過程などについて、オリジナルのイラストや電子顕微鏡像、標本といった貴重な資料を交えて詳説した。

 次に、鈴木泰二氏(東京都開業)は「全身疾患と歯周治療 ~歯科医科連携の重要性~」と題し、全身疾患のなかでも糖尿病に着目。糖尿病に対する歯周治療の効果や、自院で実際に内科と連携しながら歯周治療を進めた取り組みについて、文献やガイドライン、症例を交えて提示した。また、鈴木氏の医院に勤務する大城鈴佳氏(歯科衛生士)からは、試行錯誤を重ねながらも歯周病のリスク管理とプラークコントロールに取り組んだ症例が供覧された。

 続いて、迫田賢二氏(鹿児島県開業)は「半導体レーザーを用いた非外科的歯周治療 ~ 術前・術後の管理を含めて~」と題し、LANAP®(Laser Assisted New Attachment Procedure)に準じて自身が行っている半導体レーザーを用いた非外科的歯周治療について紹介。半導体レーザーによる臨床効果を症例で示す一方、診断や治療計画立案、歯周基本治療などをあたりまえに行う「凡事徹底」の重要性を強調した。

 最後に、天野敦雄氏(阪大大学院教授)は「歯周病のバイオフィルム診断」と題し、バイオフィルムの高病原化のメカニズムや、病原性を見分けるための方法として、細菌の運動量を見る位相差顕微鏡と、細菌の種類を見る細菌検査の2つについてとくに掘り下げた。また、ウコン由来の成分として近年注目を集めているクルクミンの特徴や効果について自身の研究データなどを交えて披露した。

 このほか、玉井清子氏(株式会社ミロクメディカルラボラトリー代表取締役副会長)より、歯周病原細菌の検査方法や発注方法に関するプレゼンも行われた。セミナーの最後には、参加者から寄せられた質問に各演者が回答するなど、盛況のうちに終了した。