トピックス 2009年7月12日掲載 寺西邦彦氏が自身のインプラント臨床を振り返りながら熱弁をふるう <font color='green'><b>Astra Tech Implant Systemセミナー</b></font> 後で読む さる7月12日(日)、時事通信ホール(東京都)において、Astra Tech Implant Systemセミナー(アストラテック株式会社主催、桐山裕二代表取締役社長)が「オッセオインテグレイテッド・インプラント 20年間の臨床」をテーマに開催された。当日は参加者約120名が参集し、寺西邦彦氏(東京都開業)が示唆に富んだ講演を行った。 午前はまず、欠損補綴としてのインプラント治療が、歯科界においてどのように変遷してきたのかを振り返った。併せて、寺西氏自身が1988年にインプラント治療を臨床に取り入れてから現在に至るまでの軌跡を、豊富な症例およびデータ考察を交えながら解説。そのうえで、1回法・2回法いずれの術式にも対応でき、術後の辺縁骨吸収が生じにくいといった特長をもつアストラテックインプラントの優位性を述べた。 午後は、三次元画像診断を基にしたインプラント治療の診断、および外科術式ついての講演が展開。より正確なサージカルテンプレートを製作するために寺西氏が開発したNew Twin Tube System、SimPlantの適切な活用法が詳説された。また、おもに審美領域のインプラント症例を供覧しながら、GBR、ベニアボーングラフトなど各種骨造成手術のポイントが述べられた。 講演後の質疑応答では、解説された補綴・外科術式、用いている器具・材料などに関してより詳しく知りたいとの質問が多数なされるなど、寺西氏の豊富な臨床経験から少しでも多くのことを学ぼうという、聴講者の真摯な姿勢が感じられるセミナーとなった。