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2011年6月25日

第22回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会開催

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 さる6月25日(土)、26日(日)の2日間、千葉市文化センター(千葉県)において、第22回日本スポーツ歯科医学会総会・学術大会(川良美佐雄大会長、安井利一理事長)が「生き生きスポーツライフ―日本のスポーツを歯で支えよう」をテーマに行われた。

 初日のシンポジウムでは、「生き生きスポーツライフ―日本のスポーツシーンを語る」をテーマに3名の演者による講演が行われた。最初に登壇した久野譜也氏(筑波大大学院人間総合科学研究科)は「中高年者における身体活動量の増大を可能とするまちづくりの重要性―Smart Wellness City Project2011―」と題し講演。氏は、小子高齢となった現在の日本では、高齢になっても元気で暮らせることは社会貢献であるとした。そのうえで、未だ大多数を占める健康意識が低い層の行動変容はヘルスリテラシーとソーシャルキャピタルを向上させることが重要であるとして、その戦略を示した。

 その後は、佐々木幸生氏(高知県開業)が「障害者スポーツ―障害のある人のスポーツ―」と題し、障害者スポーツの現状について述べたほか、尾川智子氏(フリークライマー)が「クライミングにおける女性の『競技』および『生涯スポーツ』としての問題と現状」と題して女性とスポーツの取り巻く現状や問題点を語った。

 2日目は、林 成之氏(日大大学院総合科学研究科)による教育講演「進化するスポーツと勝負脳」、栄 和人氏(至学館大学)と吉田沙保里氏(綜合警備保障)による「挫折からの復活」と題する特別講演・市民公開講座が行われた。

 そのほか、2日間をとおして一般口演13題、ポスターセッション34題が行われ、歯科とスポーツの関係がさまざまな観点から提示、議論されていた。