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2011年8月6日

筒井塾 咬合療法研究会、2011年度総会を開催

「治せてますか? ストマトロジーからデンティストリーへ」をテーマに

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 さる8月6日(土)、7日(日)の両日、福岡国際会議場(福岡県)において、筒井塾 咬合療法研究会2011年度総会(筒井照子主宰、国賀就一郎会長、木下俊克大会長、九州支部主催)が、「治せてますか? ストマトロジーからデンティストリーへ」をテーマに開催され、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士らが多数参加し盛会となった。

 2日間にわたり、シンポジウム、基調講演、技工士支部主催講演、インストラクター発表、衛生士部長講演、認定医評価発表、一般発表、コデンタルスタッフ発表、テーブルクリニックなど多数のプログラムが組まれた。

 なかでも、2日目のシンポジウム「治せてますか? 患者さんと歩む治癒への道~ストマトロジーからデンティストリーへ」では、秋元秀俊氏(医療ジャーナリスト)の司会のもと、筒井照子氏(福岡県開業)と筒井歯科医院に通う患者や家族が登壇した。これは、筒井歯科医院に通いはじめた経緯や、実際に現場で行われたこと、その後のメインテナンスなどについて、術者のみならず患者・家族本人の口からも語られるという新しい試み。生体を治癒へと導くには、患者の主訴に対してまずストマトロジー(口腔医学)として患者の話をよく聴き、態癖に気づくこと、そしてデンティストリー(修復医学)を適切に施すことの重要性が示唆されるものとなった。

 また、本総会の最後には、基調講演「今よみがえる筒井昌秀の臨床」と題して、木下俊克氏(福岡県開業)の座長のもと、筒井照子氏、国賀就一郎氏(兵庫県開業)、上田秀朗氏(福岡県開業)、増田長次郎氏((株)カロス代表取締役)、筒井祐介氏(福岡県開業)が登壇。故・筒井昌秀氏が存命中に行ったさまざま症例を取り上げ、治療手技や当時の背景を1つひとつ解説する形で、昌秀氏の臨床に対する熱意やこだわりを再確認する機会となった。