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2011年10月1日

日本歯科技工学会第33回学術大会開催

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 さる10月1日(土)、2日(日)の両日、タワーホール船堀(東京都)において、「日本歯科技工学会第33回学術大会」が「歯科技工の役割-咀嚼・嚥下機能の回復を果たすために-」を大会テーマに開催された(三浦宏之大会長、齊木好太郎会長)。第33回目を数える今大会では、基調講演・企画セミナー・認定士講習会・特別講演をはじめ、テーブルクリニック21題、デモンストレーション13題、そして多数のポスター発表や企業展示、さらにテクニカルコンテストや市民フォーラムも行われるなど盛況となり、約1,500名の参加者でにぎわった。

 1日目は認定士講習会として「学術研究の倫理」(阪 秀樹氏、日本歯科技工学会認定審査委員長、埼玉歯科技工士専門学校理事長・校長)、企画セミナーとして「口腔機能回復の現状と未来」(金 鐘煥氏、前・SEOUL特別市歯科技工士会 会長)、そして基調講演として「長寿高齢社会の咬合・咀嚼を支える歯科技工」(三浦宏之氏、医歯大大学院医歯学総合研究科摂食機能保存学分野教授)をはじめ、11題のテーブルクリニックと8題のデモンストレーションなどが行われた。

 また2日目は、市民フォーラムとして「ウェル噛む! ~噛むかむクッキングのすすめ~『噛むこと 食べること 生きること』」(田沼敦子氏、高浜デンタルクリニック院長・健康咀嚼指導士・料理研究科・エッセイスト)、特別講演として「-Bianco e Rosso-機能と審美を達成するプロセスとデザイン」(山本尚吾氏、art & experience BeR)をはじめ、10題のテーブルクリニックと5題のデモンストレーションが開催された。これらのテーブルクリニック・デモンストレーションは両日ともに臨床上の興味を集めるテーマが揃っており、各部屋ともに盛況となっていた。

 会場では歯科技工士学校の学生からキャリアを積んだ歯科技工士まで、さまざまな層が熱心に聴講する姿がみられ、歯科技工界の明日を予見させるものとなっていた。