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2021年9月号掲載

第8回:栄養を支える口腔機能を守る

サルコペニアを予防しよう 前回、がん患者の栄養不良、特に筋量の減少はがんの予後を悪化させると述べました。骨格筋量の減少は、ほかのさまざまな病態の予後へも悪影響をもつことがわかっています。たとえば、高齢期の骨格筋量減少と筋力もしくは身体機能の低下により定義される「サルコペニア」では、転倒や骨折、フレイルのリスクが高くなります。また、外傷や病気の治療、療養がサルコペニアのきっかけになることもあります。健やかな老い、病からの回復を目指す過程で、このサルコペ...

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