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2025年5月号掲載

第4回 錠剤嚥下障害が引き起こす健康被害、 望まれる医歯薬連携による総合的ケア

※本記事は、「新聞クイント 2025年5月号」より抜粋して掲載。

錠剤嚥下障害の判定と対応PILL-5を用いた嚥下評価

 「摂食嚥下障害」は学会や論文、セミナーなどで見聞きする機会が多いが、「錠剤嚥下障害」という言葉を聞くことはまだ少ない。そこで第3回に引き続き「錠剤嚥下障害」について深堀りしていきたい。
 錠剤嚥下障害の判定には、服薬時の嚥下に特化した自記式アセスメントツールPILL-5[日本語版]1 を用いて行う。①錠剤が喉につかえる、②錠剤が胸のあたりにつかえる、③錠剤を飲むことに怖さを感じる、④錠剤を飲むのが難しく必要な薬のすべてを飲みきることができない、⑤粉砕したり包んだりなど調整なしに錠剤を飲むことができない――の5つの質問を行い、それぞれ0〜4点の5段階で評価し、その合計点数で判定している。
 判定基準として、0〜6点未満は正常、6〜12点未満は軽度から中等度の錠剤嚥下障害、12点以上は中等度から高度の錠剤嚥下障害の3段階で分類している。
 中等度の障害が認められる場合、飲み込みを助ける服薬用のゼリーやペースト状態のオブラートなど錠剤嚥下補助製品の使用が推奨され、高度であれば薬の剤型変更が推奨されている。

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