GPが知っておきたい高齢者歯科医療 2025年7月号掲載 第6回 地域を支える多職種連携の必要性 後で読む ※本記事は、「新聞クイント 2025年7月号」より抜粋して掲載。高齢者に対する診療ケアのアプローチと注意点 近年、日本では8020運動の推進もあり、高齢者の歯の残存数は確実に増加している。75 歳以上でも20本以上の歯を保つ人が全体の過半数を占めるようになり、これは咀嚼機能の維持や笑顔の自然さ、QOL の向上といった面で非常に好ましい変化である(図1)。一方で、歯が多く残っていることにより新たな課題も浮かび上がっている。高齢者は加齢によって手先が不自由になりやすく、プラークコントロール... 久保洋平 くぼ・ようへい 東京都開業 2010年、日本大学松戸歯学部卒業。研修医、勤務医を経て、2015年より久保歯科医院(東京都台東区)に勤務し、2017年に院長に就任。80年以上続く歯科医院を継承し、かかりつけ歯科医として予防管理型、義歯治療に注力する。※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。