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2009年11月3日掲載

<font color='green'><b>「Longevityについて熱く語る、コラボレーションセミナー」開催</b></font>

<font color='green'><b>「Longevityについて熱く語る、コラボレーションセミナー」開催</b></font>
 さる11月3日(火)、熊本県歯科医師会館において、「Longevityについて熱く語る、コラボレーションセミナー」(白水貿易主催、アワデント協賛)が開催された。本セミナーは、長期症例を多数経験してきた姫野 宏氏(前・北海道大学病院小樽予防インプラントセンター)、本多正明氏(大阪府開業)、添島正和氏(熊本県開業)、そして歯科衛生士の貴島佐和子氏(南歯科医院)の4氏が、長期経過からの学び、そして症例を長期に維持させるために必要な条件などを通じ、臨床家にヒントを与える目的で開催されたもの。会場では、各講師がそれぞれ20~30年経過した症例をつぎつぎに供覧し、参加者の注目を集めていた。以下に講演の概略を示す。  まず午前の部では、姫野氏が「Longevityの意義と重要性」、本多氏が「Longevityにおける咬合の考え方、捉え方」、添島氏が「補綴物のLongevityを考慮した製作のポイント」、そして貴島氏が「Longevityをサポートする衛生士の役割」と題しそれぞれ講演。なかでも姫野氏は、「これまでのLongevityとは、あくまでも治療終了時からのLongevityであったが、今後は国民のQOLの改善をめざし、歯科疾患を早期に発見する過程も含めて"Dental longevity"とするのがよいのではないか」と述べた。  また午後の部では、上述の4氏が「長期症例よりLongevityを分析 ―成功と失敗の特徴 テクニックで解決できるか―」という1つの演題のもと、それぞれの立場から講演を行った。添島氏は主にパラファンクションを長期観察した経験にもとづく考察について、姫野氏は主にLongevityを確立するための診断力とインスツルメンテーションの手技について、貴島氏は主にメインテナンスを通じて患者の変化を把握し、病態を食い止めることの意義について、そして本多氏は主に歯列弓の保全の重要性と、そのためのキートゥースとなる犬歯と第一大臼歯の意義について述べた。  その後のディスカッションも予定時間を超過するほど白熱したものとなり、本セミナーは盛会のうちに閉幕した。

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