2017年6月8日掲載
西野氏は医師部門で歯科界から初の栄誉
第3回「山上の光賞」授賞式で西野瑞穗氏、村上一枝氏が受賞

本プログラムの受賞者の応募形式は他者推薦のみで、坂口 力氏(東京医科大特任教授、元厚生労働大臣)をはじめ審査委員9名、諮問委員26名の承認により決定するもの。正賞・副賞として、受賞者本人へ記念杯、受賞者の所属機関に賞金100万円が贈呈される。
第3回目にして、歯科界から医師部門において西野瑞穗氏(徳島モンゴル医療交流協会理事長、徳島大名誉教授)が初の受賞となった。女性にして日本初の国立大学歯学部教授を務め、徳島大学歯学部附属病院長としての卓越したリーダーシップ、現在のモンゴルにおける乳幼児むし歯予防に対する事業の実現に向けた精力的な活動が評価されたもの。フッ化ジアンミン銀の開発者としても著名である(推薦者:西 真紀子NPO法人最先端の虫歯・歯周病予防を要求する会理事長ほか)。
また、NPO・ボランティア部門では、小児歯科医院開業の経験のある村上一枝氏(カラ西アフリカ農村自立協力会代表)が受賞。マリ共和国外国人籍NGO団体の許可を得て、バマコ市にマリ事務局を開設、「人に頼らないで、自分の力で健康を生きていく」をテーマの地域密着型の「生きるため」の支援が評価されたもの。女性の地位向上にも貢献している(推薦者:鴨井久一日歯大名誉教授ほか)。
なお、今回の第3回ではこの2名を含む計7名が受賞となった。