2017年10月22日掲載
口腔内スキャナー取扱いメーカー各社が出展し、自由に触れるハンズオンも好評を博す
第5回3Dアカデミー・情報交換会開催

まず、開会挨拶として会長の夏堀礼二氏(青森県開業)が登壇。開会宣言に加え、自身は本会を最後に顧問に退き、新会長に千葉豊和氏(北海道開業)が就任することを発表した。
続いて、梅原一浩氏(青森県開業)、窪田 努氏(京都府開業)、宮崎 隆氏(昭和大)によりそれぞれ特別講演が行われ、光学印象や最新デジタルソリューションの紹介だけでなく、デジタルデンティストリーで用いられる修復材料など基礎的な話題にも言及された。
山田陽子氏(東京都開業)、山田尋士氏(大阪府開業)による臨床供覧を主とした発表の後、口腔内スキャナー取扱いメーカー各社によるランチョンセミナー、夏堀氏と千葉氏の講演が行われた。そして、目玉となる展示企業の口腔内スキャナーを実際に触れて体験できるハンズオンの時間が設けられ、参加者たちはこぞってブースを回っていた。
午後には、馬場一美氏(昭和大)がデジタル化により歯科医師に求められるスキルが変化していると述べ、デジタルワークフローとアナログの対比を示した。その後、水口俊介氏(医歯大)が登壇し、CAD/CAM全部床義歯について国際デンタルショー(IDS)2017の情報も交えて詳説した。
プログラムの最後には、岩手医科大学歯学部補綴インプラント学講座(近藤尚知教授)より、「口腔内スキャナーを使用したインプラント上部構造の咬耗量の測定」および「口腔インプラント治療における光学印象法の応用範囲を考える」と題した研究発表が行われ、閉幕となった。
なお第6回情報交換会は、きたる2018年10月21日(日)に都内にて行われる予定である。