2017年11月25日掲載
「審美を支える接着歯学のVision and Action」をテーマに350名が参集
第36回日本接着歯学会学術大会が開催

なかでも2日目の午前には矢谷理事長(阪大教授)の座長のもと、特別講演2として本学会会員でもある土屋賢司氏(東京都開業)が「The Key to Success of Esthetics in Bonded Restorative Treatment」と題し登壇。その繊細な治療技術に定評のある土屋氏が、審美修復治療を成功に導くためのポイントについて、主にポーセレンラミネートベニアの症例を中心に解説。Minimal Interventionの概念が浸透し、天然歯保存への志向が高まる現在、機能面を考慮したうえでいかに歯質の削除量を少なくするか、そのための支台歯形成や接着の重要性について述べた。最後に、接着歯学の分野で日本の研究や製品が世界をリードしていることから、大学と一般臨床家がコラボレートしていくことが、患者へのより良い歯科医療の提供につながるとした。
なお、次回の第37回学術大会は、きたる2018年11月10日(土)、11日(日)の両日、日本歯科大学新潟生命歯学部(新潟県)において、新海航一大会長のもと開催予定。