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武井典子氏を偲ぶ会に111名が詰めかける

2022年8月号掲載

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社会 2022年8月号掲載

武井典子氏を偲ぶ会に111名が詰めかける

日本歯科衛生士会

武井典子氏を偲ぶ多くの関係者が会場に参集し、思い出やお別れの言葉が寄せられた。
武井典子氏を偲ぶ多くの関係者が会場に参集し、思い出やお別れの言葉が寄せられた。
 6月12日(日)、ステーションコンファレンス東京において、日本歯科衛生士会(吉田直美会長)による武井典子氏(2021年6月12日ご逝去、前日本歯科衛生士会会長)を偲ぶ会が、111名の参加者のもと行われた。会場には、武井氏と関係の深い歯科衛生士だけでなく歯科医師も詰めかけた。

 会場では献花が行われた後、茂木美保氏(日本歯科衛生士会副会長)による司会・進行のもと、主催者を代表して吉田氏による挨拶が行われた。吉田氏は、2019年8月に武井氏とともに参加した国際歯科衛生士連盟加盟国代表者会議での思い出にふれながら、それ以降も日本歯科衛生士会の会務運営に精力的に尽力した武井氏の生前を偲んだ。

 その後、参加者全員による黙とうが捧げられ、「偲ぶ言葉」では金澤紀子氏(日本歯科衛生士会顧問)が「私たちの心に残る武井典子さんは、いつも明るく笑顔を絶やさず何にでも前向きで、ちょっと寂しがりやで頑張り屋さんでした。その姿は私たちの心の中に生きています。どうかゆっくり休んでください」と述べたほか、武藤智美氏(北海道歯科衛生士会会長)、堀 正子氏(神奈川県歯科衛生士会顧問)、内山 章氏(ライオン歯科衛生研究所副理事長)らによる武井氏との思い出や最後のお別れの言葉が寄せられた。

 長年にわたり、歯科衛生研究や歯科衛生士教育の発展・推進だけでなく日本歯科衛生学会の設立にも尽力した武井氏――。武井氏の歯科衛生士として歩んできた軌跡が笑顔の写真とともにスクリーンに映し出され、会場はたくさんの笑顔と涙に包まれていた。