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2008年6月25日

日本学校歯科医会第73回総会開催

認定学校歯科医制度(仮称)について議論される

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 さる6月25日(水)、新歯科医師会館にて日本学校歯科医会(以下、日学歯、松島悌二会長)による第73回総会が開催された。会場では、担当理事による各種報告や、第1号議案「平成19年度社団法人日本学校歯科医会事業報告」、第2号議案「平成19年度社団法人日本学校歯科医会収入支出決算」、第3号議案「『基金の名称変更』および『運営基金分割と積立資産設置』に伴う定款施行細則の一部改正の件」が審議され、賛成多数で可決された。
 その後の協議事項では、「社団法人日本学校歯科医会認定学校歯科医制度(仮称)について」が議論され、同制度施行規則(案)や同制度に関するアンケート結果など、松島執行部が提出した資料や事前質問を含めて多くの意見が聞かれた。
 一定基準をクリアしたすべての学校歯科医が評価され、歯科医師としての専門性を活かしながら学校歯科保健活動に貢献するための本制度。少子化の問題などにより、学校歯科医数が激減するなかでの資質の向上が課題とされるが、会場では「認定医」という名称について日本歯科医学会の認定医制度のような差別化に対して懸念の声を示す会員や、環境整備が不十分であるとの声も聞かれた。今後の会員の組織率向上のためにも本制度の動向が注目される。