トピックス 2012年4月8日掲載 歯科医師の年代別に到達目標を提示 <font color='green'><b>K-project Seminar 2010年代における明るい歯科医院構築―それぞれの年代で考えるAnti Aging Dentistryとは―開催</b></font> 後で読む さる4月8日(日)、ウインク愛知(愛知県)において、「2010年代における明るい歯科医院構築―それぞれの年代で考えるAnti Aging Dentistryとは―」が開催された(K-project主催、木原敏裕代表)。本セミナーは、歯科業界全体がやや暗いイメージとなっている昨今、審美や機能の回復といった『当たり前の歯科医療』の先にある「歯科医院に通ったことで、人生が明るくなった、楽しくなった」つまり『患者QOLの向上』こそが現状を打破できるゴールであるとし、そのゴールに向けて各世代の歯科医師はどう取り組んでいくべきかをディスカッションするという主旨で開催されたもので、木原敏裕氏(奈良県開業)、松下至宏氏(愛知県開業)、前田潤一郎氏(京都府開業)、飯田啓介氏(愛知県開業)、森 太一氏(奈良県勤務)を演者に迎え行われた。 講演では各演者がそれぞれ20~50代向けのトピックスを担当し、森氏(20代向け)「卒後10年は基本的な知識と技術の習得、そして出会いが大事」、飯田氏(30代向け)「歯科治療の基本に加え、顔貌の最適化も目指す」、前田氏(40代向け)「自信がつく時期であると同時に、分岐点が現れてくる時期であるのが40代。今後の自分の診療スタイルをしっかり見定めておくべき」、松下氏(50代)「理想的な診療の確立と実践、そして継承を考える」といった、各世代に向けて明確なメッセージが述べられた。 また総括として登壇した木原氏は、「社会構造自体が大きく動いている現在だからこそ、患者が求めているもの、つまり自然なスマイルと快適な咀嚼はもとより、将来に対する安心感を提供できるような歯科医療を実践しなければならない」とした。