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2008年6月21日

日本臨床歯周病学会第26回年次大会が盛大に開催

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 さる6月21日(土)、22日(日)の2日間、市川市文化会館(千葉県)にて、特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会(若林健史大会長、大口弘和理事長)の第26回年次大会が開催された。「共に治し 共に癒す―粋でいなせな、江戸前ペリオ」を大会テーマに、全国から歯科医師、歯科衛生士ら約1,200名が集まった。 
 2日間にわたり、特別講演(認定医教育講演)、教育講演、ケースプレゼンテーション、歯科衛生士シンポジウム、衛生士セミナー、企業セミナー、ポスター討論が行われた。
   大会初日、教育講演1「ストレスと全身との関係」では安保 徹氏(新潟大教授)が登壇。長時間労働や心の悩み、怒りといった肉体的・精神的負担が、自律神経のうちの交感神経を刺激しつづけることが病気になる原因であると述べた。つづく、教育講演2「ストレスと歯周疾患」の小西昭彦氏(東京都開業)は、ストレスが歯周疾患に及ぼす影響について、安保氏の免疫学理論をベースにしながら、長期症例と文献から考察した。
   大会2日目には、Dr.Pamela Kay McClain(米国コロラド州開業)が「Management of Complex Periodontal Defects Using Combination Regenerative Therapy」と題して特別講演を行った。数多くの文献と症例とともに、再生療法のコンビネーションの有効性を解説。複雑な骨欠損形態が明らかに改善していくスライドの数々に参加者らは熱心に見入っていた。
   また、本学会は昨年度からコ・デンタルスタッフを準会員として迎え入れている。今大会で多数企画された歯科衛生士のシンポジウムやセミナーはいずれも盛況であった。