2013年9月7日掲載

<font color='green'><b>リハ栄養フォーラム2013 in 名古屋開催</b></font>

<font color='green'><b>リハ栄養フォーラム2013 in 名古屋開催</b></font>
 さる9月7(土)、TKP名古屋駅前カンファレンスセンター(愛知県)にて、日本リハビリテーション栄養研究会(若林秀隆会長、医師)によるリハ栄養フォーラム2013 in 名古屋が開催され、250名が参集した。昨今、リハビリテーションにおける栄養管理の重要性はますます高くなっている。本フォーラムは、臨床で実践できるリハビリテーション栄養の知識を学ぶことを目的に、10会場での講演会を構成しており、本年5月の札幌を皮切りに順次開催されている。毎回、歯科衛生士、医師、管理栄養士、言語聴覚士など、リハビリテーション栄養の最前線で活躍するさまざまな専門家を講師に迎え、今回の名古屋会場では4名が登壇した。  最初に登壇した糸田昌隆氏(わかくさ竜間リハビリテーション病院・歯科)は、高齢期にある患者に対し、栄養改善と筋力向上の両面からのアプローチが重要という、リハビリテーション栄養の概念を平易に解説した。また、両者のアプローチによって嚥下障害を有する患者が改善した症例を提示した。  その後、森本義朗氏(株式会社Mix-up・理学療法士)、東 敬一朗氏(金沢市立病院薬剤室・薬剤師)、園田明子氏(総合上飯田第一病院リハビリテーション科・言語聴覚士)による講演が行われた。講師らの職種は異なり役割も違うが、目的は1つである。リハビリテーション栄養においては、各専門職が集結してチームで患者にかかわることがいかに重要であるか、またそのために各専門職がその能力をどれだけ最大限に発揮することが重要であるかを実感させるものであった。

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