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2013年10月2日

第41回日本歯科麻酔学会総会・学術集会開催

「社会のニーズに応える歯科麻酔学の進歩」をテーマに

 さる10月2日(水)から4日(金)の3日間、新横浜国際ホテル(神奈川県)にて、第41回日本歯科麻酔学会総会・学術集会(長坂 浩会長、嶋田昌彦理事長)が「社会のニーズに応える歯科麻酔学の進歩」をテーマに開催された。1日目は理事会、各種委員会等が開催され、残りの2日間で各種講演・シンポジウムが行われた。

 特別講演「歯科麻酔領域における悪性高熱症」では菊地博達氏(我孫子東邦病院)が登壇し、遺伝性素因をもつ患者に誘発薬物を使用した場合に発症する可能性があり、患者が死に至る場合もある悪性高熱症について、その発見の歴史、発症機序や症状、治療法等を解説した。また、悪性高熱症の素因をもつ患者、その家族のための「悪性高熱症友の会」の活動も紹介された。

 また、歯科麻酔の発展に多大な貢献をした久保田康耶氏の名を冠した、久保田康耶記念講演では福島和昭氏(北大名誉教授)が登壇し、「歯科麻酔学会の一会員として見て聞いて学んで思ったこと」と題し、自身の活動を通して見た歯科麻酔学会の歩み、今後の課題について講演した。

 その他、教育講演「歯科領域がん患者の緩和ケアの特徴と問題点(下山直人氏、東京慈恵会医科大教授)」では、歯科領域がんの患者における痛みの特徴や外見の変化、失語、嚥下障害など歯科領域がんに特徴的な身体的・心理的苦痛に対するケアについて、シンポジウム1「地域における障害者の全身麻酔下歯科治療―沖縄県心身障害児(者)全身麻酔下歯科治療事業を踏まえて―」では、1979年から開始され現在も継続されている同事業を振り返りながら、地域における心身障害者(児)歯科医療への歯科麻酔の貢献と今後の課題についてなど、多岐にわたる内容であった。

 ポスターセッションは2日間合わせて182演題を数え、会場では熱心な質疑応答が行われた。