トピックス 2014年4月24日掲載 第107回歯科医師国試の結果に関する見解を発表 <font color='green'><b>日歯、定例会見を開催</b></font> 後で読む さる4月24日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。 大久保会長は会見のなかで、同日日歯が発表した「第107回歯科医師国家試験の結果に関する見解」について、合格率が過去最低の63.3%になった原因は「一言で言うならば、歯科大学生の基礎学力の低下であろう」と述べ、入学試験の選抜制に言及した。また、歯科大学の偏差値から推測される国試合格率と実際値のシミュレーション(滝沢秀彦・宮村一弘による)の結果が、平成23年から今年度までほぼ一致していることを挙げながら、シミュレーションが示した平成28年歯科医師国試の合格率49.5%となる可能性が高いことに、強い懸念を示した。 そのうえで、各歯科大学・歯学部には、入学者の基礎学力の確保を念頭においた選抜機能を有する入試の実施や、CBTとOSCEといった共用試験の機能強化、国試浪人を増加させないための適切な対応を要望していく。関係省庁には、歯科医師国試が資格試験のあり方から逸脱しないように要望していくとした。