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2008年3月13日

日歯、第160回代議員会開催

大久保会長、任期2年目を総括

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 さる3月13日(木)、14日(金)の両日、新歯科医師会館にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)第160回代議員会が開催された。
 冒頭、大久保会長は挨拶のなかで、「医療制度改革についてどのように対応していくか、必死に努力してきた2年間であった。今回の診療報酬改定については、前回の改定で会員が受けた経済的・精神的ダメージの回復を2本の柱にして対応してきた。評価については、4月以降の結果を見て判断していきたい」と述べた。残された任期1年の活動については、医療制度改革における医療連携システムの構築やレセプトオンライン化、公益法人制度改革などの課題に対応していくとのこと。
 引き続き、来賓として石井みどり氏(参議院議員)が、「本日の質問事項を見ても、歯科界が抱えている課題のほとんどが、政治の場で解決していくべき問題であると受け止めている。先般、自民党の衆参国会議員が参加する国民歯科問題議員連盟を立ち上げ、それを受け皿にさまざまな課題について取り組んでいく」と挨拶した。
 その後、一般会務報告、社会保険関係報告、会務現況報告が担当理事より報告された。議事については、「第2号議案 平成19年度収支補正予算」「第3号議案 平成20年度事業計画」など、上程された9議案のいずれも原案どおり可決された。「第1号議案 日本歯科医学会規則の一部改正について」では、さる7月に開催された日本歯科医学会第78回評議員会にて日本口腔病理学会、日本接着歯学会の専門分科会への加入が承認されたことにともない、規則の一部が改正された。これにより、専門分科会は21団体、認定分科会は9団体となる。
 そのほか会場では、両日にわたって地区代表者質問10題、個人質問34題が行われ、「歯科医師需給問題」「後期高齢者医療制度」「レセプトオンライン化について」など、代議員からは積極的な意見や要望が出され、今後の歯科界が抱える課題について議論されるものであった。