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2014年11月20日

東京歯科保険医協会 2014年度 第4回学術研究会開催

「みんなで考えよう子どもたちの口の健康―小児歯科医療の勘所―」をテーマに

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 さる11月20日(木)、文京シビックホール(東京都)において、東京歯科保険医協会(松島良次会長)主催の2014年度 第4回学術研究会「みんなで考えよう子どもたちの口の健康―小児歯科医療の勘所―」が丸山進一郎氏(東京都開業)を講師に迎え開催された。

 講演の冒頭、丸山氏は「この学術研究会ではしばらく小児歯科が取り上げられていなかったと聞きましたが、今回私に声がかかったのは小児歯科への関心が高まっているということでしょうか」と述べたが、その言葉を裏付けるように平日の夜にもかかわらず160名以上の参加者が集まった。

 講演ではまず、歯科における子育て支援、小児のう蝕の軽減化、口腔機能育成の重要性について等、最近の小児歯科医療を取り巻く現状が紹介された。とくに子育て支援においては、時代によって変化する親(保護者)の傾向を理解しつつ、何かと不安に陥りやすい親の気持ちに寄り添いながらコミュニケーションをとることの重要性が述べられた。続いて、診療の流れに沿った患者への対応の実際や保護者とのコミュニケーションのポイント、小児における各種治療・手技の考え方、小児患者を他院に紹介する際のタイミング等が解説された。小児歯科医として豊富な経験を持つ丸山氏の言葉に、参加者は熱心に耳を傾けていた。講演後の質疑応答では多くの質問が寄せられ、盛況であった。