2015年5月10日掲載
講師に藤木省三氏、小林明子氏を招聘
第7回スタディグループ「KOKO」特別講演会開催

まず、藤木氏が登壇。子どもたちが成人になってもカリエスフリーを維持するために自院で取り組んでいることとして、各年齢におけるリスクの見つけ方や、歯科医師と歯科衛生士とで共有すべきサブカルテの活用法、継続して来院してもらうために行っているくふうなどを、症例を交えて詳説した。講演後の質疑応答では、会場内から多くの質問が寄せられ、終始参加者の関心の高さがうかがえた。
続いて、小林氏は「咬合成育を支援するために歯科衛生士に必要な知識」と題して講演を行った。氏は、生涯健康な口腔を維持するためには、乳幼児期から咬合完成期までのうちから子どもたちの口腔を見守り支援していくことが必要とした。そのうえで、乳歯と永久歯の交換の発育機序などの基本知識を中心に、歯科衛生士としてのアプローチについて解説した。