さる7月1日（水）、SENRITOよみうり（大阪府）において、一般財団法人サンスター財団附属千里歯科診療所のリニューアルオープン記者発表会が開催された。

　千里中央駅前に新設された商業施設「SENRITOよみうり」に移転し、7月3日（金）からリニューアルオープンする本診療所は、小さな子どもから高齢者までを考慮した待合室や診療室（計16室：初診室1室、一般診療室5室、メインテナンスルーム5室、ファミリー診療室2室、特別診療室3室）、カウンセリングルーム3室、院内感染に対応した消毒室を完備。なかでも、地域のニーズに応えるために担当歯科衛生士制のメインテナンスルーム5室のほか、親子で入室できるファミリー診療室を新設し、スタッフ24名と診療体制を拡充した。また、診療効率の改善と患者情報管理のために電子カルテを導入し、患者さんの既往歴や服薬状況などの情報をすべてデータベース化して一括管理される。さらには、安心・安全な歯科医療を提供すべくスタンダードプリコーションに基づく院内感染対策や、スタッフと患者さんの動線を分離することで感染対策の精度を高めている。

　記者発表会では、本田孔士氏（一般社団法人サンスター財団理事長）による開会挨拶の後、オープニング記念セミナー「新しいサンスター歯科診療所の機能と役割」が行われ、鈴木秀典氏（同財団附属千里歯科診療所所長）、岡田由起子氏（同診療所副歯科衛生士長）、高塚　勉氏（サンスター株式会社オーラルケア事業部研究開発部部長）によるプレゼンテーションが行われた。

　その中で、鈴木氏は「理想の歯科診療所を目指して」と題して、サンスターグループ唯一の臨床部門である同診療所の歴史を振り返りながら診療コンセプトについて概説。子どもから高齢者まで幅広い患者さんのお口の健康から全身の健康を考えた診療所として、「家族全員で一生涯お付き合いできる歯科診療所を目指す」とアピールした。