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2015年8月29日

第4回日本包括歯科臨床学会開催

「顎口腔機能の回復と維持」をテーマに400名以上が参集

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 さる8月29日(土)、30日(日)の両日、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都)において、第4回日本包括歯科臨床学会総会(筒井照子顧問、上田秀朗会長、大山繁幸大会長)が、400名以上の参加者のもと、盛大に開催された。本大会は「顎口腔機能の回復と維持」をテーマに、2日間にわたり、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士部門の各セッションおよび企業展示が行われた。

 初日は、筒井照子顧問(福岡県開業)の基調講演「咬合面形態~学んできた30年の道筋~」で幕を開けた。氏は開業40年の経験をもとに、口腔が壊れなかった例と壊れた例の双方を振り返りながら「咬合面形態」のあり方に迫った。その後、2日間にわたり、数多くの一般発表が会員より行われ、包括歯科臨床への会員の考えが症例とともに示された。

 また、2日目の歯科医師向けセッションの特別講演では夏堀礼二氏(青森県開業)が登壇。「包括歯科臨床におけるインプラントの潮流」と題して、自家歯牙移植とインプラントの比較、上部構造ねじ止めの有効性の話題など、長期経過症例とともにその考えが示され、圧巻であった。最後に上田秀朗会長(福岡県開業)による基調講演「包括歯科臨床の実際~審美的で機能的な咬合再構成を求めて~」が行われ、歯列不正、歯周病、多数歯欠損にわけて包括歯科臨床の実際が示され、そのアプローチ法のノウハウに会場が湧いた。