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2015年9月26日

日本咀嚼学会 第26回総会・学術大会開催

「咀嚼(食べる)を多方面から考える」をテーマに

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 さる9月26(土)、27(日)の両日、鶴見大学会館(神奈川県)において、日本咀嚼学会 第26回総会・学術大会(塩澤光一大会長、水口俊介理事長)が開催され、300 名を超す来場者が会場を訪れた。本学会所属の会員は日々、多分野にわたるそれぞれの専門において咀嚼関連の研究を行っているが、今回はそれらを総合的に「食べること」としてとらえる学術大会としてプログラムが組まれた。

 中でも2日目のシンポジウム「咀嚼(食べること)を多方面から考える」では、神山かおる氏(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所上席研究員)のコーディネートのもと、神経生理学から見た咀嚼(山村健介氏、新潟大大学院教授)、システム工学から見た咀嚼(高信英明氏、工学院大准教授)、食品から見た咀嚼(柳沢幸江氏、和洋女子大教授)、子供から見た咀嚼(小野芳明氏、元医歯大講師)、調理学から見た咀嚼(新井映子氏、静岡県立大教授)の各演題にて講演と合同討議が行われ、咀嚼の多様性と意義について再認識できる場となった。

 本会ではこのほかに尾崎正善氏(曹洞宗徳善寺住職・鶴見大非常勤講師)による特別講演「禅と食事―洗面と食事作法について」、山田好秋氏(東歯大客員教授・新潟大名誉教授)による市民公開講座「一口何回噛めば良いの? あなたの疑問にお答えします」、16の一般口演、10のポスター発表が実施され、盛会となった。