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2016年6月9日

第1回一般社団法人日本歯科インプラント器材協議会総会開催

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 さる6月9日(木)、株式会社白鵬東京研修センター(東京都)において、第1回一般社団法人日本歯科インプラント器材協議会総会(田岡隆玖会長)が開催された。本協議会は、歯科インプラント治療の発展と向上に貢献することを目的とする日本国内の歯科インプラントおよび関連機材販売企業19社で構成される任意団体として、2002年に発足した。そして、14年目を迎えた本年の6月1日、一般社団法人として新たなスタートを切るにあたり、第1回目の総会が開催された。

 総会においては、法人の目的として業界の健全な発展を図り、すぐれた製品と情報提供を通じて、歯科インプラント治療の啓発・普及に努めること、健康長寿社会の実現に寄与することがあらためて確認された。また、そのための事業計画として、歯科インプラント治療に関する情報提供、法令および行政指導の周知徹底、行政および関連団体との協調などが伝えられた。さらに、先日開催され、業界内でも大きな反響を得た「歯科インプラント治療啓発ポスターコンテスト」についての報告と総括がなされた。

 総会に続いては、学会活動や大学教育などを通じて、日本における歯科インプラント治療の啓発に努め、業界を牽引してきた矢島安朝氏(東歯大教授)を招聘しての特別講演が開催された。矢島氏は、近年風当たりの強い時期も経験した歯科インプラント業界の状況を真摯に振り返った。さらには、超高齢社会を迎えた今日、患者の全身状態を把握しながら、一人一人の歯科医師が適切な歯科医療を適切に実践することの重要さを説き、歯科インプラント治療が今後どのように社会に寄与すべきかについて、熱弁をふるった。

 歯科インプラント治療に関して、これまで数々の意義ある啓発や情報発信を行ってきた本協議会が法人化されたことにより、さらに幅広い活動が展開されることを期待したい。