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2007年12月11日

歯科医師3名が夢みるこども基金常任理事らを刑事告訴

基金側の問題点をあらためて訴える

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 さる12月11日(火)、パシフィックセンチュリープレイス(東京都)にて「夢みるこども基金」を考える会(河原英雄代表)による記者会見が開催された。会見では、河原英雄氏(大分県開業)、増田純一氏(佐賀県開業)、河津 寛氏(東京都開業)が告訴人となり、中村 直氏(夢みるこども基金理事長代行)、古市悟氏(夢みるこども基金事務局長)、八尋晋策氏(夢みるこども基金常任理事)ら3名を名誉毀損で刑事告訴したことが報告された。
 河原氏らの代理人弁護士である永松栄司氏、鈴木康仁氏、横山敏秀氏ら(永松法律事務所)より、河原氏らと夢みるこども基金との間におきた一連の出来事について、「河原らは、基金の会計ならびに運営における不透明性を解明するため、基金側と4度の話し合いによる自主解決に努力していた。しかしその話し合いの最中、すでに基金側は河原氏らを刑事告訴していたことが発覚。その後、基金側から一方的に話し合いの場が断たれ、もはや自主解決は不可能となり、止むを得ず河原サイドからも刑事告訴せざるをえなかった」と経緯が説明された。また、「基金側の資料等を精査した結果明らかとなった経理や資金運用上の不透明性をこのままにしてよいのか、と訴えている。それに対し基金側が「夢みるこども基金だより」などで、河原らが『基金つぶし』を図っているが如く報道しているのはおかしい」と述べた。現在は、基金側が福岡県警福岡中央警察署の捜査を受けているとのこと。
 河原氏は、「私たちの目的は、(金属冠を提供してくれた)患者さんのためにも、基金の経理を明瞭にしてほしいという願いだけ。今後同じような問題がおきぬよう、日本歯科医師会には金属冠回収について、一定のルールなどを定めて欲しい」と強く訴えた。