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2016年6月16日

日歯、第183回定時代議員会を開催

熊本地震の被災会員に対する特例措置が承認される

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 さる6月16日(木)、17日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による第183回定時代議員会が開催された。

  開会後、堀会長は挨拶の中で平成28年熊本地震について触れ、日歯として現地コーディネーターや岩手県歯科医師会事務局長の派遣、JMAT(日本医師会災害医療チーム)に歯科が帯同したことなどを報告。また、執行部における課題と対応について、優先順位とともに担当者や進捗状況など詳細に記した資料をもとに説明しながら、会務運営に取り組んでいく姿勢を強調した。

 報告では、平成28年熊本地震報告のほか、一般会務報告や社会保険関係報告、地域保健関係報告などが各担当理事から行われた。決議事項では、第1号議案「平成27年度(平成27年4月1日から平成28年3月31日まで)貸借対照表及び正味財産増減計算書並びにこれら付属明細書、財産目録及びキャッシュ・フロー計算書承認の件」、第2号議案「平成28年熊本地震被災会員に係る本会会費、福祉共済保険料並びに年金保険料の取扱いに関する特別措置の件」、第3号議案「裁定審議会委員指名の件」、第4号議案「選挙管理委員会委員指名の件」が上程され、全4議案が可決された。

 2日間にわたり、地区代表質問7題と個人質問は40題に及び、熱心な質疑応答が行われた。なかでも医療管理・税務関係では、歯科衛生士と歯科技工士の人材確保への対策が注目を集めたほか、学術・国際渉外関係では、歯科専門医制度についての質疑応答がなされ、時代のニーズに対応できる歯科医療従事者としての生涯学習の重要性が再確認された。