さる9月16日（日）、東医健保会館（東京都）にて、学際企画主催による「米国CDC口腔健康増進プロジェクトが提唱する口腔ケアプログラムの実際～米国ワシントン大学 H. Asuman. Kiyak教授に聞く～」が開催された。
　この度米国CDC（疾病管理予防センター）では、動画による口腔ケアプログラムの実際を紹介したCD-ROMを作製。本会では、最初に薄井由枝氏（東京医科歯科大学大学院高齢者歯科学非常勤講師）により「アメリカにおける口腔衛生の現状」が紹介され、続いてCD-ROM作製にあたって中心的な役割を担ったH. Asuman. Kiyak氏（ワシントン大学歯学部教授、加齢研究所所長)による講演が行われた。
　Kiyak氏は、CD-ROM作製に至った経緯や、その内容、また口腔ケアプログラムを実践するうえでのポイントなどを紹介。患者と歯科医療従事者が接するうえでは、つねにポジティブな対応をすることや、正しい知識を国民に教育していくことが大切であるとした。
　なお、本CD-ROMの動画は、歯科医療従事者用、小学校低学年用、妊婦用、幼児を持つ親用、高齢者用が作製されている。小学校低学年用、妊婦用、幼児を持つ親用においては、すでにワシントン大学のホームページよりダウンロードが可能となっている。